新基準の台で稼げなくなったら潔くスロプロを廃業しろ!
2014年9月16日にパチスロの規制が強化された。
とは言え、まだ新基準の台は導入されておらず、規制強化前に検定を通った台が新台で導入されている。おかげで、今のところスロプロへの影響はない。
もちろん、これからどんな状況になるのかなんて、実際なってみないと分からない。ただ、4.5号機から5号機への移り変わり程ひどい状況にはならないだろう。
結論を先に言ってしまうが、稼げなくなったら潔くスロプロを廃業しろ!
この業界にしがみつこうとするな!
このブログでは、一貫して「スロプロになろうなんて考えるな!」ということを伝えてきたが、恐らくこのブログを読んでスロプロを辞めた奴なんて一人もいないだろう。もちろん、そんなことはスロプロで10年生活してきた俺自身が一番分かっている。
パチスロが楽しい。そのパチスロで生活できている。周りで仕事している奴よりも稼でいる。そんな状況で、スロプロを引退した奴に「パチスロを辞めろ!」なんて言われても、聞く訳がない。現に俺は親父や親戚に何度も説教されたが、全く聞かなかった。
俺の方が稼いでいるという変な優越感に浸っていたからだ。
恐らく、親父達は世間体を気にして「辞めろ」と言ってたのだと思うが、当時それを聞き入れて就職していれば、今とはもっと違う人生を歩んでいたはずだ。
また、誰かに言われるまでもなく、俺は5号機に移った際、スロプロを辞めるべきだったと思っている。稼げなくなったことは自分自身が一番分かっていたはずなのに、いつかまたパチスロで稼げる日が来るなんて淡い期待をもってこの業界にしがみついたからだ。
結果的には稼げる時代になったが、俺は相当時間を無駄にした。
まぁ、こんな「もしもあの時」の話をしてもしょうがない。
ただ、一つだけ知っておいてもらいたいことがある。4号機時代俺の周りにいたスロプロで、5号機に移行したのを機に就職した奴とスロプロを続けた奴では、あきらかに現状が異なる。
就職した奴はほとんど結婚している。
子供がいる奴もいるし、家を買ってる奴もいる。30歳にもなるのだから当然だ。決して、皆が羨む様な大手企業に勤めている訳ではないが、俺から見れば幸せそうに見える。
ところが、スロプロを続けた奴は誰一人結婚していない。
5号機の途中で就職した奴も何人かいたが、20代後半になっていたため、ほとんどが電気工事士、工場、派遣で働いている。一人だけオーイズミの営業職に就職した奴がいたぐらいだ。
安定しない収入。将来への不安。とてもじゃないが、結婚して、子供つくって、家を買ってなんて明るい未来は想像できない。
また、今もスロプロを続けている奴が一人いるけれど、決して楽しそうではない。恐らく、自分でもまともな職に就けないことは分かっているから、仕方なく続けているのだろう。
4号機時代同じスロプロだった仲間が、5号機を機に完全に二極化したのだ。
恐らく、今回のパチスロ規制でも同じことが起こるのではないかと思っている。もちろん、メーカーは規制の抜け道をかいくぐって新たな台を出してくるだろう。
だが、それが出るまでにどれだけ時間がかかるか分からない。
一応、現行機種は3年間使える訳だが、3年も残り続けるなんてことはまずない。その間メーカーは新台を開発しないのか?規制を入れた保通協が黙っていると思うか?恐らく、人気機種がしばらく残って、後は新基準の台へと徐々に入れ替わっていくだろう。
特に、ゾーン狙いや天井狙いをメインに立ち回っていた連中は、今よりも更にきつくなるのが目に見えている。もちろん、実際はなってみないと分からないが・・・。
ただ、稼げなくなったらスロプロは廃業するべきだ。こんな業界にしがみついてもろくなことはない。パチスロ規制は、将来について真剣に考えるいい機会だと思ってほしい。
この業界は、入ることは簡単だが、歳をとればとる程、抜け出すことが難しくなるのだから。
コメント
コメント一覧 (4件)
一通りブログを読ませていただきました!
私自身スロット歴は約3年ほどで専業になり約半年と短いですが
、最近では行くホール度に30~40代のハイエナやイベ日の設定狙いをする専業。(私がホールに通う度に高確率でいるので独断と偏見で)
若者はもちろん女性でもそういった人たちが増えているように感じます。
個人の意見としても
収支は安定しませんが月平均30もスロットで稼げていれば普通に就職やバイトをするより全然良いと思います。
このご時世
学歴や資格も職歴もない人が月30万稼げる仕事などそうそう見つかるものでもなく
色んな事情を抱えて皆1日を生きるのに必死。
そんな影響かと私は思うのですが、自分の子供や妻を殺すなど物騒な事件などが増え続けていく一方。
そういった中で私は世間体など気にすること自体贅沢なことだと思います。
スロニートを肯定するわけではありませんが、今の世の中では一つの生き方としてそれもありなのかと。
主さんはその点についてどうお考えですか?
コメントありがとうございます。
cuxiさんの言う通り、正社員になったから、就職したからといって安定するとは限りません。
ですが、それはスロプロも同じです。5号機初期を経験されている方には分かると思いますが、規制一つで全く稼げなくなる可能性もあります。
そういった面では、どちらも変わりません。
また、金額だけで見れば、スロプロの方が稼いでいるのかもしれませんが、社会的信用や職歴は真っ白です。
収入は少ないかもしれませんが、就職することで得られるものの方が大きいと思います。資格、スキル、人脈、保険といったものです。
社会情勢については、下を見てもきりがないですし、上を見てもきりがありません。自分自身が幸せと感じるのであれば、どんな生き方をしてもいいと思います。もちろん、それがスロプロだったとしてもです。
ちなみに、僕は普通に結婚して、普通に子供を作って、人並みに生活できれば、それだけで幸せだと思っています。現状では、それすら難しいのですが・・・。
ただ、30歳を超えても「俺はスロプロだ!」と誇りを持って言えるでしょうか?同年代の社会人を前にして、同等と胸を張って歩くことができるでしょうか?
もし、この質問に「YES」と答えられるのなら、スロプロとして生きていくことを止めません。
ですが、「NO」ならスロプロは辞めるべきです。どんなに稼いでいようが、自分のやっていることに自信を持てないのであれば、僕の様に後悔するのが目に見えているからです。
ちなみに、僕は20歳の頃に月100万以上稼いでいましたが、もし過去に戻れるなら、月20万だろうが正社員として働く道を選びます。
2号機から自称スロプロでした。なので年齢は40代です。
一通りblogを拝見して本当に共感しました。4号機の頃は、真面目に働いている人をどこかで見下してました。1日でお前の月収稼げるんだよと…。育ちが貧しかったのでお金に本当に執着してました。
そんな私は5号機に移行した際に引退しました。
30代になり体力的にも1日中打ち続けるのもキツくなったのもありました。勝つ事が難しい訳ではなくて、勝つ為に毎日している作業に嫌気がさしてきたんです。あんなに好きだったスロも全く楽しくなくなった。それが廃業した理由の一番かも知れないです。
今は、スロプロ時代のお金を元に通信大学を卒業し資格を取得し仕事をしています。お小遣いを稼ぐ為に休日にスロを打つ程度ですが、あの頃の仲間で今も専業の方達は皆、行く場所がなく続けてる、生きていく為に続けてるといいます。
主さまの年代より上の私達の世代では、5号機の転換期に見切りをつけなかった人の差はもっと大きいですね。
私は女なので、まだ楽だったのかも知れません…。
ただ、一番女として輝いてただろう時代を無駄にしたんだなぁと今思うと虚しくなります。
スロプロの先輩として、人生の先輩として、共感していただける部分があったことを凄くうれしく思います。
また、スロプロ引退後に通信大学へ通われ、資格を取得し、就職されている行動力も本当に素晴らしいと思います。
一般人からすれば、当たり前のことかもしれませんが、僕を含め、20代後半、30代まで続けていたスロプロ仲間は、どうしても社会になじめない雰囲気が出ていましたからね・・・。
なかなかその一歩が踏み出せないものです。
ここからは少し生意気なことを書きますが、ayaさんの仰る通り「一番女として輝いてただろう時代を無駄にした」というのは否定しません。ですが、そんな人生を歩んできたayaさんだからこそ、僕は今のayaさんに興味があります。
どんな思いでスロプロを続けていたのか?どんなスロプロ生活を送っていたのか?どんな思いでスロプロ引退を決意したのか?スロプロをやめて良かったのか?
少なからず、僕にとってayaさんの人生は魅力的です。