スロプロ時代に一番辛かった瞬間と無職であること

スロプロを続けることへの苦悩は今まで書いてきた通りだ。

では、実際スロプロ時代に一番辛かった瞬間は?と聞かれれば、俺は即答する。「仕事は何をしていますか?」と聞かれた時だ。

これは直接相手に尋ねられた時だけじゃない。書類の職業欄という項目を見ただけで自分が惨めで仕方なかった。そして、それを見た相手がどう思っているのかいつも気にしていた。

当然、蔑まれていたはずだ。哀れに思われていたはずだ。

医者にかかる際、携帯電話の機種変更をする際、たかだかGEOでゲームを売る際にも職業を書かなければいけない。

情けない話だが、人と関わるのが嫌になってくる。極力他人とは関わらない生活をする様になっていく。落ち着くのは、同じスロプロ仲間といる時とパチ屋にいる時だけだった。

だが、歳をとるにつれて結婚式や同窓会に呼ばれる回数も増えていく。葬式にも参列しなければいけなくなる。

親戚には必ず「仕事は?」、昔の同級生には「今何してるの?」と聞かれる。残念ながら、俺には自信満々に「スロプロしてます」なんて言うことはできなかった。いつも苦笑いで「スロットで生活してます・・・」と答えていた。

当然、「早く仕事しろよ!」「パチスロで生活できるの?」なんて毎回言われる訳だが、俺はこれ以上話を広げてほしくなかったし、関わってほしくなかった。

今思うと、スロプロを続けることが辛くなったのは、これが最大の原因かもしれない。

また、スロプロはクレジットカードも作れない。

無職でもクレジットカードを作る方法もあるが、正直に書類に無職と記入したら確実に審査で落とされる。残念ながら、俺は楽天カードにも落ちている。

恥ずかしい話だが、俺は30歳にもなるのに未だにクレジットカードを持ったことがない。

残念ながら、スロプロ時代に積み上げてきたものなんて社会に出たら何も評価されない。残ったのは金だけだ。その金すらない奴には絶望しか待っていない。

スロプロに誇りを持っている奴、余程メンタルの強い奴でもなければ、就職した方がよっぽど楽になれると俺は思う。